ドライアイ
ドライアイは、目の表面を覆っている涙の分泌量が不足したり、涙の質が低下してすぐに蒸発することによって角膜が乾燥しがちになる症状です。
涙は、角膜の保護はもちろん、角膜や結膜の細胞への栄養供給の役割もあります。そのため、ドライアイを発症すると、角膜や結膜が傷付きやすくなる原因となります。また、図表にあるような自覚症状が現れます。
近年は、スマートフォンやパソコンを長時間見つめることによるまばたきの減少から、ドライアイを発症する若者が急増しています。また、加齢による涙液の分泌減少、コンタクトレンズの使用、エアコンによる空気の乾燥など、さまざまな原因が考えられます。
症状 | 異物感がある・目が乾いている・ゴロゴロする・ショボショボする・眼が重たい・まぶたを閉じたくなる等 |
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角膜障害 | 軽いものだと自覚症状はありませんが、重症になると上記症状が強くなり、視力障害を起こすこともあります |
治療 |
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涙点プラグとは
ドライアイは、涙液が減少することによって発症します。涙点プラグは、涙の涙出口にプラグ(栓)を差し込み、涙を目の表面に貯める治療法のことです。涙点プラグを行うことで、ドライアイによる目の表面のトラブルを軽減するほか、ドライアイによるコンタクトレンズ装用時のトラブル軽減の効果が期待できます。また、目の手術などによって生じるドライアイの軽減目的に使用されることもあります。
涙点プラグは、通院で容易に装着することができます。
眼瞼内反症
まぶたの向きが正常よりも内向きになっていると、まつげが眼球に当たる場合があります。いわゆる「逆まつげ」の状態を、眼瞼内反症といいます。
上まぶた、または下まぶたが原因のもの、または上下共のまぶたが原因のものもあります。
眼瞼内反症は、まつ毛が角膜や結膜を傷つけるおそれがあり、涙が出る、目やにが多くなる、眩しいなどの症状も出やすくなります。
子どもや高齢者に多い症状ですが、子どもの場合は成長につれて治っていくこともあります(8歳前後)。しかし早期に手術をした方がいい場合もありますので、まずは診察をおすすめします。
眼瞼下垂
眼瞼下垂とは、簡単にいえばまぶたが下がり、十分に開かない状態です。眼瞼下垂は生まれつきの先天性のものと、加齢などによる後天性のもの、その他の原因のものがあります。
先天性の眼瞼下垂は、両眼の場合より、片眼のみのものが弱視(視力の発達が遅れてしまうこと)になりやすい傾向があります。そのため、適切な治療時期を見極めて行う必要があります。根本治療は手術となります。
加齢性眼瞼下垂
年齢に伴い、まぶたを持ち上げる筋肉が弱ってきて、まぶたが下がってくる状態です。
まぶたが下がることで、見た目が老けて見えたり、いつも眠そうな顔になるなどの弊害が生じやすくなります。治療には、やはり手術が必要となります。
その他の眼瞼下垂
動眼神経麻痺や、ほかの病気の一部症状として眼瞼下垂が出現してくる場合があります。こちらも原因疾患の治療が必要です。
鼻涙管閉塞
鼻と目をつないでいる鼻涙管が閉塞し、涙が常にあふれ、眼脂がくり返し出現する症状です。
先天性鼻涙管閉塞
先天性の鼻涙管閉塞の場合は、生後1年頃までに自然治癒することがあるので、しばらくは点眼のみで経過観察していきます。
生後1年を経過しても自然治癒が見られなければ、ブジーなどの治療を検討します。
後天性鼻涙管閉塞
涙があふれる、眼脂を繰り返すなどの自覚症状があります。どうしても閉塞が改善できない場合は、専門の病院をご紹介しております。