白内障治療

白内障とは

白内障は、眼の中のレンズである水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。その原因には先天素因や全身疾患などもありますが、多くは加齢によるものです。
白内障になると、以下の症状が顕著になり、ものが見えにくくなり、生活に支障をきたすことになります。

  • 目がかすむ
  • 色が違って見える
  • 眩しく見える
  • メガネの度数が変わる(遠視が強くなったり近視が強くなったりとタイプがある)

白内障は、片方の目だけ発症すると、気づかない場合もあります。

白内障

白内障の治療法は、手術のみです。しかし、手術というと、不安感を抱く方も多いでしょう。
「手術は本当に今必要なの?」
「手術するとどうなるの?」
このような疑問は多くの方が抱くところではないでしょうか。当クリニックでは、患者さまに安心して手術を受けていただけるよう、あらゆる不安や質問に対して、わかりやすくお答えしています。

白内障手術までの流れ

白内障の治療法は、水晶体を人工のレンズに取り替える手術のみです(人工水晶体移植)。
当クリニックを受診して「白内障」と診断された場合、昭和大学横浜市北部病院をはじめとした適切な病院やクリニックをご紹介し、手術を受ける手続きを取らせていただきます。ご紹介する病院やクリニックは、挿入する人工水晶体(眼内レンズ)が単焦点(保険適用)か多焦点(多くは保険適用外)かで異なります。

後発白内障

白内障治療の手術では、自分の水晶体の表面の袋(のう)を残し、中に人工水晶体(眼内レンズ)を入れていきます。その袋(後のう)が再び濁り、視力が低下することを「後発白内障」といいます。
こうした後発白内障の濁りは、薄い膜状になっているので、当クリニック内でのレーザー治療で回復できます。施術は痛みもなく、5分ほどで完了します。他院での再手術は必要ありませんのでご安心ください。

多焦点眼内レンズ

目が本来持っている水晶体は、遠くを見たり、近くを見たりするたびにレンズの厚みを変えることで、ピントを合わせることができます。しかし、通常の人工水晶体は厚みの調整ができない単焦点なので、遠方に合わせた人工水晶体を移植すると、手許を見るときにはメガネが必要になります。
そうした欠点を解消するレンズが、「多焦点眼内レンズ」です。大きく2種類があり、「遠方視がより明瞭に見えるもの」または「近方視がより見やすいもの」という特徴があります。ただし、本来の目の視機能を完全に代替できるものではありませんので、患者さまの生活環境やもともとの屈折(近視・遠視・乱視)などを考慮した上で、もっとも適しているレンズを選ぶ必要があります。

なお、多焦点眼内レンズは多くの場合、保険適用外(実費)となります。

多焦点眼内レンズのメリット

  • 遠くも近くも眼鏡なしで見えることが多い
  • 遠くと近くを見比べられる

多焦点眼内レンズのデメリット

  • 夜間や暗い場所で、街灯や車のライトなどがまぶしかったりにじんで見える(通常は日常生活に影響しない程度)
  • 薄暗い場所では、文字などが見えにくいことがある
  • 視力の安定までに3〜6ヶ月かかることがある

多焦点眼内レンズの費用

  • 片眼:186,240〜470,000円
  • 両眼:372,480〜940,000円

*金額はすべて税込み

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